【ピーマンの大敵その②】オオタバコガが発生する原因と対策について紹介

ピーマン

オオタバコガの対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はオオタバコガ対策について紹介していきます。

オオタバコガによる食害の主な症状

果実に5~10mm位の丸い穴が空いているようなら、ガの仲間のオオタバコガが疑われます。

若い幼虫は葉や新芽の先端を食害し、円形又は楕円形の穴をあけます。

幼虫は成長すると4cmにもなり食べる量も増え、1匹の幼虫が果実を渡り歩いて食害する為、生息数が少なくても被害が大きくなります。

オオタバコガが発生しやすい植物

オクラ、キュウリ、カボチャ、ジャガイモ、サヤエンドウ、トウガラシ、トウモロコシ、トマト、ナスなど

オオタバコガが発生しやすい時期

6~10月

オオタバコガが発生する条件

卵は新しく伸び出た枝の先端部などに1卵ずつ産みつけられ、塊で産みつけられる事はありません。

1雌当たりの平均産卵数は400~700個産みます。

卵~羽化までの発育期間は、18℃で約65日・24℃で34日・30℃で23日です。

幼虫は5~6齢を経た後は、土中で蛹になります。

5月下旬頃から発生して、年間の発生回数は4~5回位で、成虫での発生は11月中旬までみられますが、8~9月に最も高くなります。

特に、高温乾燥の続く年に発生が多くなる傾向があります。

オオタバコガによる食害の対処・予防方法

●薬剤を使用する前の防除

果実の中に入る前の若い幼虫は、花蕾や葉の表皮を好みます。

新芽や花が食害されていないか、葉に微小な糞がついて居ないか日頃から観察して、近くに居る幼虫は見つけ次第捕殺する事が必要です。

被害を受けた果実は早急に切り取って、中に幼虫が居ない時は周辺の果実を注意深く調べて、早期発見する事が必要です。

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