【メロンの大敵その①】ウリハムシが発生する原因と対策について紹介

メロン

ウリハムシの対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はウリハムシ対策について紹介していきます。

葉の上にオレンジ色の光沢がある甲虫で、葉に丸い穴をあけます。

成虫によって、葉が不規則な半円形~円形、又は網の目状に食害されます。

成虫の発生量が多くなってくると、苗全体が食害されて株が枯死します。

年1回発生するウリ類野菜の主要害虫です。

ウリハムシによる食害の主な症状

ウリハムシ

成虫が果実の表面を浅く不規則に食害されて、これにより光合成が阻害されて品質低下となります。

成虫の発生量が多くなると苗全体が食害されて、株が枯死します。

幼虫によって、はじめは細い根が食害されるが、次第に太い根が食害されるようになって、その後主根の内部も食害されて、スポンジ状になります。

被害が発生するのは主に露地栽培で、春~初夏に直播や移植する露地栽培の発芽期、移植後や早熟栽培のトンネル被覆除去後の被害が比較的に大きい。

新芽や若い葉が特に狙われやすく、これらが食害されてしまうと、新しい成長が阻害されます。

花が食害されると、受粉がうまく出来ず、結果として果実の生産が減少する事があります。

ウリハムシが発生しやすい植物

キュウリ、カボチャ、シロウリ、ヒョウタン、スイカ、ヘチマ、マクワウリ、メロンなどのウリ類

ウリハムシが発生しやすい時期

4~10月

ウリハムシが発生する条件

ウリハムシは温暖な気温を好む為、春~秋にかけて活動が活発になり、また乾燥した環境も活動を促進します。

同じ場所で連作する事でウリハムシが増殖しやすくなります。

雑草が多いとウリハムシの隠れ場所や繁殖場所となって、発生が増加します。

ストレスや栄養不足により弱った植物は、ウリハムシの被害を受けやすくなります。

ウリハムシによる食害の対処・予防方法

●薬剤を使用する前の防除

ウリハムシの侵入を物理的に防ぐには、防虫ネットを使用します。

少数のウリハムシであれば、手作業で捕まえて取り除き、その際には、日中は活発に活動する為、動きが鈍い朝夕の時間帯に捕殺する事が重要です。

誘引物質やフェロモンを使った捕虫器でウリハムシを捕獲します。

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