【ピーマンの大敵その④】アブラムシ類が発生する原因と対策について紹介

ピーマン

アブラムシ類の対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はアブラムシ類対策について紹介していきます。

葉の裏に寄生する、体長が約2mm程の小さな虫です。

植物の汁を吸い生育を阻害し、野菜や雑草、草花に幅広く寄生します。

また、モザイク病を媒介したり、葉についた排泄物ですす病を発生したりします。

アブラムシ類による食害の主な症状

このアブラムシ類は、繫殖が旺盛で葉に群生して、生息の密度が高まってくると翅のある虫が現れて周囲に移動をしながら被害が拡大していきます。

アブラムシ類が葉の汁を吸う為、葉が波打ったり、巻いたり、しわが寄ったりしてきます。

葉が黄色く変色して、光合成の能力が低下して、特に新芽や若い葉で症状が見られます。

被害が重度になると葉が枯れたり、落ちたりする事があり、これによって植物全体の健康状態が悪化してきます。

アブラムシ類が発生しやすい植物

ナス、トマト、キュウリ、ハクサイ、ブロッコリー、コマツナ、ダイコン、チンゲンサイ、カブなど

アブラムシ類が発生しやすい時期

4~11月

アブラムシ類が発生する条件

高温の夏季の頃は、一旦生息数が減ってきますが、秋になってくると再び増えてきます。

冬に降雨が少ない年は発生が多くなる傾向になります。

アブラムシは温暖な気候を好み、特に気温が20~25℃の範囲で発生が多くなる傾向です。

高湿度の環境は繁殖に適しており、湿度が高いとアブラムシの生存率が高まって、繁殖の速度も速くなります。

アブラムシ類による食害の対処・予防方法

●薬剤を使用する前の防除

アブラムシ類は、日頃から良く観察して見つけ次第捕殺します。

キラキラした光を嫌がるので、定植前に光の反射マルチを敷く事で成虫の飛来を軽減します。

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