【トマトの大敵その⑦】黄化葉巻病が発生する原因と対策について紹介

黄化葉巻病の対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回は黄化葉巻病対策について紹介していきます。

平成8年に、静岡県、愛知県、長崎県で発生が確認され、その後全国的に発生地域に拡大しました。

新しい若い葉が黄色くなり、葉の縁から表側に巻く場合、それは黄化葉巻病です。

病原性ウイルスにより発病するウイルス病である。

症状が進んでくると、葉脈の間が黄色く変色して縮れてきて、発病した箇所より上の節間が短くなり不自然に見える。

黄化葉巻病の主な症状

新しい若い葉が黄色くなり、葉の縁から表側に巻く場合、それは黄化葉巻病です。

病原性ウイルスにより発病するウイルス病である。

症状が進んでくると、葉脈の間が黄色く変色して縮れてきて、発病した箇所より上の節間が短くなり不自然に見える。

黄化葉巻病は、ウイルスを保毒したタバココナジラミ類が、トマトを吸汁する事により媒介されます。

病気にかかった株にタバココナジラミが寄生し汁を吸うと、その植物の中にいるウイルスが虫の中に入って、その後、健康な株に移って汁を吸う事でウイルスが移って周囲に広がります。

黄化葉巻病が発生しやすい植物

インゲン、ピーマン、ヒャクニチソウ、トルコギキョウなど

黄化葉巻病が発生しやすい時期

4~10月

黄化葉巻病が発生する条件

伝染性のウイルス病である為、媒介の昆虫であるタバココナジラミが多発生する年や季節に発病が多いです。

発病株を吸って保毒したタバココナジラミは、死ぬまで伝搬能力を持つ為、種子伝染、土壌伝染、汁液伝染はおこらない。

トマトの他に、トルコギキョウや数種の雑草にも感染する事が知られていますが、最も重要な伝染源はトマトの発病株になります。

黄化葉巻病の対処・予防方法

●薬剤を使用する前の防除

媒介の昆虫であるタバココナジラミは伝搬力が強い為、物理的な防除も併せて徹底防除を心がける事が必要である。

発病した株は早期に除去して、ビニール袋に密閉して蒸し込むなど適切な処分をする。

周辺の雑草は媒介の昆虫の発生源となるだけではなくて、伝染源となる可能性も高いので、除草を徹底する事が必要である。

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