
うどんこ病の対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はうどんこ病対策について紹介していきます。
葉に小麦粉を振りかけたような白いカビが生え、キュウリをはじめウリ科の野菜に見られます。
被害が進んでくると、葉全体が白く覆われ光合成が阻害されてしまい、生育が悪くなってしまいます。
収穫量が落ちたり、十分な栄養が果実に行き渡らず、果実が曲がってしまう原因にもなります。
うどんこ病の主な症状
葉に小麦粉を振りかけたような白いカビが生えて、キュウリをはじめウリ科の野菜に見られます。
被害が進行すると、葉全体が白く覆われ光合成が阻害されてしまい、生育が悪くなってしまいます。
収穫量が落ちてしまったり、十分な栄養が果実に行き渡らず、果実が曲がってしまう原因にもなります。
多発してくると、株全体が枯れてしまいます。
うどんこ病が発生しやすい植物
トマト、ナス、カボチャ、ピーマン、イチゴ、メロン、サヤエンドウ、サヤインゲン、パセリ、オクラ、ニンジンなど
うどんこ病が発生しやすい時期
5〜10月
うどんこ病が発生する条件
雨の日が少なくて、曇りの日が続いて、やや乾燥気味の条件が揃うと発生しやすいです。
密植して風通しや日当たりが悪かったり、窒素肥料の与えすぎによる茎や葉が茂り過ぎると、発生が促されます。
被害を受けた葉の上に胞子が出来て、それが風で飛散し、周囲に伝染してしまいます。
施設の栽培では、10~11月及び3月以降に発生して、特に3月以降は多発します。
露地の栽培では9月をピークに発生します。
うどんこ病の対処・予防方法
●薬剤を使用する前の防除
植物との間隔を十分に空けて定植し、蔓は適切に誘引を行い風通しを良くする事が重要です。
被害を受けた葉や落葉は、早目に取り除く事が必要です。
一度に窒素肥料を施し過ぎてしまうと、発生が促されてしまうので、注意が必要です。


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