【ナスの大敵その⑥】チャノホコリダニが発生する原因と対策について紹介

ナス

チャノホコリダニの対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はチャノホコリダニ対策について紹介していきます。

高温でやや多湿条件が揃うと、発生に好適な条件です。

25~30℃条件下で卵~成虫までの発育期間は5~7日ときわめて短くて、増殖は極めて速いです。

症状としては、生長点付近に現われやすく、新葉のちぢれや心止まりが早期診断の重要なポイントとなります。

発育限界温度は約7℃になるので、冬期の気温が低い地方では露地で越冬する事が出来ないです。

そのため、北海道地方での発生はなく、東北地方や北陸地方でも発生は少ないです。

チャノホコリダニによる食害の主な症状

葉に白い小さな斑点があり、葉の裏に0.2mm程の黄緑色や暗い赤色の虫がいれば、それがハダニです。

繫殖が旺盛であり、高温で乾燥条件を好み、梅雨明け以降の被害が目立ちます。

秋ナス栽培では収穫終了までは発生します。

被害が進むと、被害を受けた葉は変色して、生育が妨げられます。

被害の個所には、蜘蛛の巣状の網を張る事もあります。

周囲の植物から歩行してきたり、風に乗って運ばれたりしてきます。

チャノホコリダニが発生しやすい植物

トマト、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、キュウリ、スイカ、カボチャ、イチゴ、バラ、カーネーション、ランなど

チャノホコリダニが発生しやすい時期

5~10月ですが、露地、施設栽培共に8~9月に発生が多いです。

チャノホコリダニが発生する条件

クローバ、スベリヒユなどの雑草やサザンカなどで、繁殖したものが発生源と考えられています。

25~30℃の条件下で卵~成虫までの発育期間は5~7日ときわめて短くて、増殖は極めて速いです。

高温でやや多湿条件が揃うと、発生に好適な条件となります。

隣接した地でピーマンなど、好適な作物が栽培されていると寄生が多くなります。

チャノホコリダニによる食害の対処・予防方法

●薬剤を使用する前の防除

被害を受けた株や、落葉などの植物は早めに処分する事が必要です。

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