
うどんこ病の対策に苦慮されている生産者も数多くおられますので、今回はうどんこ病対策について紹介していきます。
ふつうの病害虫の被害と違って、特定の病斑を作りません。
初めは葉の表面に点々と白色のカビが微かに生えます。
症状が進行してくると、葉に小麦粉(うどん粉)をまぶしたような白色のカビが、葉全体が真っ白になります。
カビ(糸状菌)が原因で発生して、被害の個所は黄色く変色してくるが、組織が死ぬ事はあまりありません。
うどんこ病による食害の主な症状
初めは葉の表面に点々と白色のカビが微かに生えます。
症状が進行してくると、葉に小麦粉(うどん粉)をまぶしたような白色のカビが、葉全体が真っ白になります。
カビ(糸状菌)が原因で発生して、病気が進行してくると全体が白く覆われて、その後、被害の個所は黄色く変色してくるが、組織が死ぬ事はあまりありません。
多く発生してくると光合成が阻害されて生育が悪くなって、植物全体が衰弱してきて、収穫量にも影響が出て来ます。
うどんこ病が発生しやすい植物
トマト、ジャガイモ、ピーマン、キュウリ、スイカ、カボチャ、オクラ、ゴーヤ、カボチャなど
うどんこ病が発生しやすい時期
6~10月
うどんこ病が発生する条件
気温が25~28℃で、湿度が50~80%の時に発生しやすいが、湿度が100%だと発生は少ないです。
強い直射日光の下よりも、ハウスなど弱い光線の下のほうが発生しやすいです。
施設栽培では、施設内が高温や乾燥する頃に多発します。
露地栽培では、夏から秋にかけて発生します。
雨量が少なくて曇りの日が続いて、やや乾燥ぎみで、昼夜の温度差が大きいと発生してきます。
また、窒素肥料を一度に沢山与え過ぎて密植した場合や葉が茂り過ぎた場合、風通しや日当たりが悪いバルコニーや日陰での栽培は発生が促されます。
うどんこ病による食害の対処・予防方法
●薬剤を使用する前の防除
密植にならないように間隔を十分にとって定植し、枝は適切に誘引し、風通しを良くする事が大切です。
葉が茂りすぎないように、適宜剪定する事が大切です。
被害を受けた葉や落葉は、早めに取り除いて伝染源を絶ちます。


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